年末のひとりごと No2

  • 2006/12/31(日)

追記

私の今年の仕事を振り返って過去の記事を見直してみたが、実話ナックルズ掲載記事で、日本キックボクシング連盟・渡辺信久会長をインタビューした仕事が一番印象に残っていた。口下手な私と、インタビュー嫌いの渡辺会長が4時間も喋っていたのは不思議にも会話が噛み合い、また渡辺会長のエピソードの多さとサービス精神に助けられていた。実話ナックルズに掲載された話は一部分で、幼い頃の話や上京したての頃の喧嘩話、網膜剥離での入院話、キック界への意見など話題は多かった。その一部、網膜剥離で入院した話を今更ながら簡単に追記しておこうと思う。
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ボクシングデビュー前から安全面を軽視したスパーリングや試合でのダメージ蓄積は5戦目を終えると右眼はぼやけて全く見えなくなり、初めて事の重大さに気付いて病院に駆け込んだ。そこからとてつもなく痛い太い麻酔注射針がまさしく眼の前で突き刺さされ手術。そして砂枕で頭を固定され、眼球も動かせない安静に寝たままの状態を3週間も続けねばならなかった。血気盛んな20歳で飛び回りたい時期にジッとしたまま寝返りも打てないのは気が狂うように辛かったという。食事は動けぬまま「ハイ渡辺さん、次はタマゴですよ」と口に運ばれる状態。「特に参ったのは糞、小便だよ。一度立って尿瓶に小便したら看護婦さんに凄く怒られて、その後も寝たまま看護婦さんに処理してもらうんだが、もう逃げ出したい恥かしさに襲われたよ」という。その後、トレーナー業から運命のキックボクシングに出逢い、協同ジムからキックデビュー。キックの魅力に夢中になって眼のことは気にならなくなっていた。しかし8戦目でタイ人にヒジ打ちを右顔面にもらって再び視力を失う。すぐに入院。打たれダメージから来る当然の再発だった。以前の医者は呆れて怒りもせず、黙って手術に掛かった。再び身動きとれない寝たままの入院生活を送った。しかし視力は戻らず右眼失明。「人間の身体は皆、先天的にどこか弱い部分があるんだろうな。打たれても何の後遺症も残らない奴も居れば骨折しやすかったり内臓が弱かったり。私の場合、眼だったんだろうな。両目とも視力は良かったのに打たれることには耐久性のない眼球だったのかな。一度手術して辛い入院生活をしておきながらリングに立つことが諦めきれなかったんだよな。医者に『次やったら両眼ともダメになるよ』と言われて初めて残りの人生を盲目で過ごすこと想像して、キックに関わる人生を残す為にも現役を去ることをやっと決心したよ。」としばらくは悶々と過ごす先の見えない日々を送り、仲間の支援でキックボクシング渡辺ジムを設立し現在に至る。
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人それぞれにドラマあり。来年も取材できる人物がいればまた挑戦してみようと思う。本来がカメラマン専門なので、やらなくても御容赦ください。
拳論をいつも御覧いただきありがとうございました。各記事にいつもコメントを入れてくださる方々も良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願い致します。

(堀田 06.12.31 17:35)

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年末のひとりごと No1

  • 2006/12/30(土)

ウィラポンの執念

日々忙しい訳ではないですが、昨日の晩御飯は何だったか思い出せない歳に
なると、今年のプロボクシングでどんな名勝負があったかすべてを思い出す
のには時間がかかるようになりました。名城の王座奪取も凄かったですが、
一番印象に残ったシーンはウィラポンが崩れていく瞬間でした。長谷川に返
り討ちに遭い、またひとつの時代が完全に終わったと思いましたが、ウィラ
ポンはまだ引退せず、38歳になっても再び王者を目指しているというから何
という執念かと感心してしまいます。


(来年、再びベルト姿が見られるかな。IBFも含めて)
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またタイのポンサクレックが11月に自国でWBC世界フライ級王座16度目の
防衛。いつの間にかウィラポンより防衛数を抜いています。何か日本人の
前に立ちはだかるような存在ですね。日本人はこんな存在は憎らしくも好
きなものです。


(来年は日本人絡みの防衛戦を日本で観たいものです)

(堀田 06.12.30 17:40)

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キックボクシング(日本キック連盟12.23)

  • 2006/12/24(日)

日本キックボクシング連盟主催興行 2006.12.23
於・後楽園ホール

今年最後のキックボクシング興行も無事終了。
武笠の防衛は堅いという予想も2Rの高野のパンチで劣勢の展開に。
武笠の反撃はあるものの高野の勢いを止められない。ドローには
なって欲しくないと願っていたが、結果は2-0ながら高野の勝利へ。
高野は35歳での初挑戦で王座奪取。

キック業界の総括、暇があって思い浮かべばまた後日入れます。
(堀田 06.12.24 2:25 / 上書き 17:05 )

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第10試合 メインエベント NKBライト級タイトルマッチ 5回戦
NKBライト級チャンピオン     ・・・   NKBライト級2位
× 武笠 則康(渡辺・61.1kg)vs 高野 洋一(神武館・60.3kg)○
   0-2 (ジャッジ 川上 48-49. 君塚 48-50. 加賀美 49-49)
レフェリー 前田 仁
高野が第6代NKBライト級王者となる。武笠は初防衛成らず。
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第9試合 セミファイナル フェザー級 5回戦
NKBフェザー級1位       ・・・   NKBフェザー級2位
△ 岩田 洋(八王子FSG・56.8kg)vs 巨輝(大阪真門・57.0kg)△
引分け 0-1 (ジャッジ 加賀美 49-50. 君塚 50-50. 前田 50-50)
レフェリー 川上 伸
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第8試合 ウェルター級 5回戦
NKBウェルター級3位      ・・・   NKBウェルター級6位
○ 塚野 真一(拳心館・65.6kg)vs 島田 力(渡辺・66.2kg)×
KO 3R 1:24 ハイキックによるテンカウント
レフェリー 君塚 明
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第7試合 フェザー級 5回戦
NKBフェザー級7位      ・・・    NKBフェザー級9位
○ 谷 真巨(大阪真門・57.1kg)vs 板倉 陽介(村越・56.9kg) ×
   3-0 (ジャッジ 君塚 50-47. 川上 50-47. 前田 50-49)
レフェリー 加賀美 淳 
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第6試合 バンタム級 3回戦
NKBバンタム級5位      ・・・   NKBバンタム級7位
○ 敦史(SQUARE-UP・53.5kg)vs 大田原 和正(仲FG・53.4kg)× 
   3-0 (30-29. 30-29. 30-29)
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第5試合 フェザー級 3回戦
NKBフェザー級10位
○ 佐々木 孝丸(TEAM.OJ・56.0kg)vs KAZUKI(JK国際・57.1kg) ×
KO 1R 1:15 パンチによるテンカウント 
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第4試合 フェザー級 3回戦
○ 大和 和也(SQUARE-UP・57.1kg)vs 高橋 幹樹(大阪真門京都・57.0kg)×
   3-0 (30-27. 30-26. 30-26)
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第3試合 ウェルター級 3回戦
× 麻生 雅義(村越・66.6kg)vs 乃村 悟志(大阪真門・66.0kg) ○
   0-2 (28-29. 28-29. 28-28)
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第2試合 ウェルター級 3回戦
○ 腰越 正和(勇和会・66.4kg)vs 田中 直道(テツ・65.2kg) ×
   3-0 (30-29. 30-29. 30-29)
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第1試合 ライト級 3回戦
○ 高橋 晃(テツ・60.7kg) vs 洋介(渡辺・61.2kg) ×
   3-0 (30-28. 29-28. 30-28)
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キックボクシング(新日本12.10)

  • 2006/12/11(月)

新日本キックボクシング協会 SOUL IN THE RING IV
2006年12月10日(日) 於・後楽園ホール
主催・藤本ジム

石井宏樹、7度目の防衛。日本国内新記録(たぶん!)
日本キックボクシング協会昭和40年代の記録が残っていない為、
正確には言い切れぬも、同・目黒ジムの亀谷長保の記録を抜いたと思われる。
国内では全日本系に藤原敏男(目白=当時)の6度防衛がある。
石井は狙いすましたヒジ打ちで石原の挑戦を突き放した。結果的にはベテランの
圧勝。より一層、桜井洋平との対決が観たくなるファンの希望である。
正木和也はタカのアグエッシブな攻めに苦戦の中、初防衛。

(堀田 06.12.11 2:25 / 上書き 15:45)
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第15試合 メインイベント 日本ライト級タイトルマッチ 5回戦
日本ライト級チャンピオン       ・・・   日本ライト級4位
○ 石井 宏樹(藤本・61.05kg)VS 石原 裕基(伊原・61.20kg)×
TKO 4R 0:17 / ヒジ打ちによるカット。ドクターの勧告を受け入れレフェリーストップ
レフェリー 石川 浩次 
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第14試合 日本ウェルター級タイトルマッチ 5回戦
日本ウェルター級チャンピオン    ・・・  日本ウェルター級1位
○ 正木 和也(藤本・66.20kg)VS タカ オサミツ(伊原・66.45kg)×
3-0 (ジャッジ 石川 50-48. 杉江 50-49. 富沢 50-49)
レフェリー 三浦 進吾
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第13試合 74.0kg契約 ノンタイトル3回戦
日本ミドル級チャンピオン      ・・・   日本ミドル級3位
○ 松本 哉朗(藤本・73.8kg)VS 松崎 勇輝(治政館・73.2kg)×
KO 1R 2:07  /  3ノックダウン
レフェリー 杉江 聡
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第12試合 ミドル級3回戦
日本ミドル級2位             ・・・  日本ミドル級5位
○ 山崎 銀次郎(宇都宮尾田・72.5kg)VS 榊 克幸(トーエル・72.3kg)×
2-0 (ジャッジ 石川 30-29. 三浦 29-29. 富沢 30-29)
レフェリー 高谷 秀幸
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第11試合 ライト級3回戦
日本ライト級2位       ・・・   日本ライト級5位
△ マサル(トーエル・61.1kg)VS 石井 達也(藤本・60.9kg)△
引分け 0-0 (ジャッジ 石川 30-30. 高谷 30-30. 富沢 30-30)
レフェリー 三浦 進吾
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第10試合 フェザー級3回戦
日本フェザー級3位        ・・・   日本フェザー級5位
△ 風神 和昌(野本塾・56.9kg) VS 内田 雅之(藤本・56.7kg)△
引分け 0-1 (ジャッジ 三浦 30-30. 杉江 29-30. 富沢 29-29)
レフェリー 石川 浩次
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第9試合 ライト級3回戦
日本ライト級6位       ・・・   日本ライト級10位
△ 西川 義(藤本・61.1kg)VS 拳太(横須賀太賀・61.0kg)△
引分け 1-0 (ジャッジ 石川 30-29. 杉江 30-30. 富沢 29-29)
レフェリー 三浦 進吾
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第8試合 ウェルター級3回戦
日本ウェルター級10位
△ 緑川 創(藤本・66.4kg)VS 佐々木 泰士(トーエル・66.2kg)△
引分け 1-0 (ジャッジ 高谷 30-29. 三浦 29-29. 富沢 29-29)
レフェリー 石川 浩次
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第7試合 ライト級2回戦
× 坂梨 隼人(伊原・60.8kg)VS ジョニー・オリベイラ(トーエル・61.1kg)○
   0-3 (18-20. 17-20. 17-20)
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第6試合 ウェルター級2回戦
× 中元 孝介(伊原・66.5kg)VS 藤田 ゼン(横須賀太賀・66.4kg)○
0-3 (19-20. 18-20. 18-20)
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第5試合 バンタム級2回戦
○ ベニー・ユキヒデ(ホワイトタイガー・53.1kg)VS 古岡 大八(藤本・53.3kg)×
3-0 (20-18. 20-19. 20-19)
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第4試合 フェザー級2回戦
△ 菊地 大介(伊原稲城・56.4kg)VS 高橋 勝治(藤本・56.7kg)△
引分け 1-0 (20-20. 20-19. 20-20)
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第3試合 ライト級2回戦
× ZINSU(伊原・60.6kg)VS 野口 俊明(西八王子大塚・60.5kg)○
0-3 (19-20. 18-20. 19-20)
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第2試合 ライト級2回戦
× JUN(治政館・61.1kg)VS 濱島 勝秋(藤本・60.8kg)○
KO 1R 2:23 / 濱島のパンチによるJUNの3ノックダウン
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第1試合 ウェルター級2回戦
△ 町田 真吾(トーエル・66.0kg)VS 範馬 勇次(野本塾・65.7kg)△
引分け 1-0 (20-19. 20-20. 20-20)
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第1〜7試合=2回戦(通常の3回戦クラス)
第8〜13試合=3回戦(通常の5回戦クラス)


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