キックボクシング(NJKF/3.18)

  • 2007/03/19(月)

ニュージャパンキックボクシング連盟
FIGHTING EVOLUTION 〜進化する戦い〜
3KINGS NJKFチャンピオンカーニバル
3月18日(日) 於・後楽園ホール






桜井は2005年7月に続いて山本雅美相手の防衛戦を判定で下し、
前回苦戦も今度は大差判定。
米田は過去2度敗れている国崇に判定勝ちでベルト奪取。
暫定王者・久保は前王者・岩井にヒジ打ちで下し、正規王者へ。
このフェザー級王座の経緯は不可解な点が残る。岩井は怪我による戦線離脱も
あったが、王座奪取の2005年5月以降、防衛戦予定が組まれていた時期も
あり、避けていた訳ではない。そしていきなりの剥奪。そしていきなりの
久保の不戦昇格認定暫定王者誕生。久保の予定されていた岩井への挑戦は
立場を変えて岩井が挑戦する立場で対戦が実現した。本来なら岩井の王座
は剥奪せず、久保が挑戦、あるいは暫定王座決定戦に出場し、奪取した者
が今回、王座統一戦となるべきではなかったか。キックの防衛戦の期限はどの
組織も定まっていないが、プロボクシングでいう9ヶ月以内の防衛戦が無い王者
は国内にどれだけ居ることか。岩井だけ剥奪とは厳しい処分。とにかく、
戦わずして王座に就く昇格認定王者という手段はやってほしくないものだ。
王座は勝って獲るものという基本は守って欲しい。
だが今回の久保の勝利はヒジ打ちによる見事なもの、真の王者であることを
称えたい。

(堀田 3.19 1:25  / 追記 20:15)

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第11試合 メインイベント NJKFライト級タイトルマッチ 5回戦
NJKFライト級チャンピオン     ・・・    NJKFライト級1位
○ 桜井 洋平(Bombo Freely・61.23kg) vs 山本 雅美(北流会君津・61.23kg) ×
3-0 (ジャッジ 椎名 50-45. 松田 50-46. 多賀谷 50-46)
レフェリー センチャイ・トーンクライセーン
桜井が2度目の防衛。
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第10試合 NJKFバンタム級タイトルマッチ 5回戦
NJKFバンタム級チャンピオン  ・・・ NJKFバンタム級1位 
× 国崇(拳之会・53.25kg) vs 米田 貴志(OGUNI・53.50kg) ○
0-3 (ジャッジ 椎名 48-49. 松田 48-50. センチャイ 47-49)
レフェリー 山根 正美
国崇はNKBからの通算V5成らず、米田が第4代NJKFバンタム級王者となる。
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第9試合 NJKFフェザー級タイトルマッチ 5回戦
NJKFフェザー級暫定チャンピオン   ・・・   NJKFフェザー級 1位
○ 久保 優太(立川KBA・56.95kg) vs 岩井 伸洋(OGUNI・57.15kg) ×
TKO 2R 1:43 / 久保のヒジ打ちによるカット、ドクターの勧告を受け入れレフェリーストップ
レフェリー 多賀谷 敏朗
久保が初防衛、正王者となる。
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第8試合 日本・タイ 国際戦 52.0kg契約 5回戦
NJKFフライ級チャンピオン    ・・・ タイ国ルンピニー系ミニフライ級1位(ラジャ1位)
× TOMONORI(OGUNI・52.0kg) vs ラッタナデー・KTジム(タイ・50.7kg) ○
KO 1R 3:05 / ラッタナデーのパンチによるテンカウント
レフェリー 椎名 利一
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第7試合 NJKF-MA日本 交流戦 バンタム級 5回戦
NJKFバンタム級3位         ・・・  MA日本バンタム級8位
○ 前田 浩喜(インスパイヤード・M・53.2kg) vs 桜井 裕也(習志野・52.8kg) ×
TKO 1R 2:15 /   前田のハイキックによるカウント中のレフェリーストップ
レフェリー 松田 利彦
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第6試合 70.0kg契約 5回戦
NJKFウェルター級7位  ・・・  NJKFミドル級8位
○ 健太(E.S.G・69.7kg) vs守屋拓郎(町田金子・69.0kg) ×
TKO 1R 1:56 / 健太のハイキックによるカウント中のレフェリーストップ
レフェリー センチャイ・トーンクライセーン
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第5試合 ライト級 5回戦
NJKFライト級7位    ・・・   NJKFライト級9位
○ ミシマ(格闘道場G-1・61.2kg) vs ひでお(北流会君津・61.2kg) ×
TkO 2R 2:24 / ミシマのハイキックでひでおがダウン、続いてパンチによる
カウント中のレフェリーストップ
レフェリー 山根 正美
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第4試合 55.5kg契約 3回戦                     
○ 松田 徹(PIT・55.2kg) vs 園部 和芳(VERTEX・55.2kg) ×
2-0 ( 30-29. 30-29. 30-30)
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第3試合 NJKF-MA日本 交流戦 フライ級 3回戦
○ 久保 賢司(立川KBA・50.6kg) vs 大輔(MA日本/Studio-K・50.8kg) ×
KO 2R 3:02 / ローキックによるテンカウント
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第2試合 ライト級 3回戦
× 峰川 卓也(上州松井・61.2kg) vs 松葉 賢治(インスパイヤード・M/60.8kg) ○
   0-3 ( 27-30. 27-30. 27-30)
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第1試合 ミドル級 3回戦                     
○ 影センチャイジム(センチャイ・71.3kg) vs ヤビク タケシゲ(沖縄神風塾・70.6kg) ×
   3-0 ( 30-28.  29-28.  30-29)
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キックボクシング(新日本/3.11) 大乱闘で試合中断

  • 2007/03/12(月)

新日本キックボクシング協会 2007年3月11日(日)
MAGNUM 13  主催・伊原プロモーション 
於・後楽園ホール






日本ヘビー級タイトルマッチでダウンの裁定から乱闘が起こる。
第3ラウンド、レフェリーは内田のパンチを受けた嚴が抱きつきにいき、その後
崩れ倒れた為、ダウンをコールした。人の見極めはどうあれレフェリーはそう判断。
そこで、伊原ジム会長が「ダウンではないだろ!」と怒鳴る。レフェリーはカウント後
「ファイト」をかけ続行を促した。しかし、リング外の不穏な空気を察し、
両選手とも戦闘を停止してしまう。リング外では内田応援団と伊原陣営間で
口論。更に乱闘に発展。7〜8分ほど中断していたろうか。内田はマイクアピールで
観客を落ち着かせようとするが、簡単には収拾が付かなかった。そこで
内田は一端マススパーリングのような“試合”で続行に導かせようとし、嚴も
軽い応戦。結局、審判団が第3ラウンドの0:00からスタートを促すが、
「それではダウンを奪った分はどうなるのか」という抗議に途中経過の
残り1分24秒(1:36で中断)から再開となる。ダウンであったかどうかは
別問題として、レフェリーがダウン撤回を受け入れるならレフェリーから撤回すべきで
レフェリー以外が撤回するべきではない。
(採点表を見る限り、第3Rは10-10がひとり、10-9がふたり。ダウンは撤回
されている模様)
第3ラウンド0:00から再スタートという判断は間違い。それでは規定のラウンド数を
超えることになるのだ。中断した1:36から再開で正解だった。
レフェリーはダウンコールの直後も毅然と両者を促し、試合を続行すべきだった。
リング外に気を取られることはない。リング内に物が投げられたり、乱入者が
いたらその時点でストップすればいい。内田が試合続行を導こうとした行為は
偉い。選手が勝手に再開するのもまた問題ではあるが、試合が続けば観客も
自然と収まるもの。興行を管轄するコミッションが無く、協会代表が立会人となる
現状で、その代表が暴動の主役とあっては試合続行は出来ないかもしれないが、あえて最高権限者のレフェリーが試合続行を命じてほしかった。キックボクシング
各組織とも、レフェリーは最高権限者ということを理解していないのが最大の問題
である。(レフェリーとはその試合を裁く一人の主審のこと。ジャッジ役員や
空き審判員は関係なし)

バンタム級戦、深津は劣勢をパンチで逆転KOを飾る。
ジワジワと木暮の蹴りに劣勢が続いた。「これが当たれば絶対倒れる」
かつてのライト級名王者・須田康徳(市原)もそんなパンチを持った自信で、
ダウンしても必ず立ち上がり向かっていった。そして逆転KOの多い選手だった。
そんなことを思い出させた深津の諦めない底力に感服であった。

(堀田 3.12 1:45 / 追記 3:55 / 17:50)
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第14試合 メインイベント 日本ヘビー級タイトルマッチ 5回戦
日本ヘビー級チャンピオン      ・・・   日本ヘビー級2位
○ 内田 ノボル(ビクトリー・100.0kg) VS 嚴 士鎔(伊原・97.5kg) ×
3-0 (ジャッジ 杉江 50-47. 三浦 50-46. 富沢 49-45)
レフェリー 石川 浩次
内田が3度目の防衛
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第13試合 日本バンタム級タイトルマッチ 5回戦
日本バンタム級チャンピオン   ・・・  日本バンタム級3位
○ 深津 飛成(伊原・53.52kg) VS 木暮 智(ビクトリー・53.45kg) ×
TKO 5R 1:02 / カウント中のレフェリーストップ
レフェリー 三浦 進吾
深津が2度目の防衛
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第12試合 日本・タイ国 国際戦 69.0kg契約3回戦


日本ライト級チャンピオン
○ 石井 宏樹(藤本・64.7kg) VS トンチャイ・ブンラット(タイ・67.8kg) ×
TKO 1R 1:51 / カウント中のレフェリーストップ
レフェリー 高谷 秀幸
石井の対戦相手はソーンラムからトンチャイに変更、右ストレート一発で返り討ち。
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第11試合 日本・タイ国 国際戦 59.0kg契約3回戦
日本フェザー級チャンピオン
○ 菊地 剛介(伊原・58.6kg) VS チョンブートン・ゲニワット(タイ・58.4kg) ×
TKO 2R 0:40 / カウント中のレフェリーストップ
レフェリー 江刺家 昇
(チョンブートンは元ラジャダムナン・バンタム級王者)
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第10試合 74.0kg契約 ノンタイトル3回戦
日本ミドル級チャンピオン ・・・    日本ミドル級5位
△ 松本 哉朗(藤本・74.0kg) VS 榊 克幸(トーエル・73.9kg) △
引分け 0-1 (ジャッジ 江刺家 29-29. 三浦 29-30. 富沢 29-29)
レフェリー 石川 浩次
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第9試合 52.0kg契約 ノンタイトル3回戦
日本フライ級チャンピオン    ・・・  日本フライ級6位
× 建石 智成(尚武会・51.6kg) VS 池田 成由(伊原・51.9kg) ○
0-3 (ジャッジ 石川 26-30. 高谷 26-29. 富沢 26-30)
レフェリー 三浦 進吾
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第8試合 ライト級3回戦
日本ライト級2位   ・・・   日本ライト級4位
△ マサル(トーエル・61.1kg) VS 石原 裕基(伊原・61.7kg) △
引分け 3者3様 (ジャッジ 三浦 29-30. 江刺家 30-29. 富沢 30-30)
レフェリー 高谷 秀幸
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第7試合 ライト級3回戦
日本ライト級10位
× 拳太(横須賀太賀・61.2kg) VS 松村 清次(伊原稲城・61.1kg) ○
0-2 (ジャッジ 高谷 30-30. 石川 28-30. 富沢 28-30)
レフェリー 江刺家 昇
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第6試合 ミドル級3回戦
日本ミドル級2位
× 山 銀次郎(宇都宮尾田・72.2kg) VS 喜多村 誠(伊原・71.8kg) ○
0-2 (ジャッジ 江刺家 29-29. 三浦 28-30. 富沢 28-30)
レフェリー 石川 浩次
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第5試合 ウェルター級2回戦
× 駿狼(山田・65.1kg) VS 芹澤 史宜(宮川・65.8kg) ○
KO 1R 2:13 / 3ノックダウン
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第4試合 ウェルター級2回戦
× 光将(治政館・66.2kg) VS 小川 大介(トーエル・64.7kg) ○
TKO 2R 1:39 / カウント中のレフェリーストップ
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第3試合 フェザー級2回戦
○ 菊地 大介(伊原稲城・56.4kg) VS 品田 一世(横須賀太賀・56.8kg) ×
TKO 1R 2:31 / カウント中のレフェリーストップ
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第2試合 バンタム級2回戦
○ ベニー・ユキヒデ (ホワイトタイガー・53.3kg) VS 高木 慎一(宇都宮尾田・53.0kg) ×
3-0 ( 20-18. 20-18. 19-18)
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第1試合 ライト級2回戦
○ 濱島 勝秋(藤本・60.3kg) VS 石井 靖典(治政館・60.8kg) ×
TKO 2R 0:55 / カウント中のレフェリーストップ
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第1〜5試合=2回戦(通常の3回戦)
第6〜12試合=3回戦(通常の5回戦・ランキングクラス)

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シュートボクシング、ジャッジからの返答

  • 2007/03/10(土)

 先日、シュートボクシング後楽園の記事でジャッジに対して苦言を呈したが、親しい選手が当日のジャッジのひとりに僕の意見をぶつけてくれた。

 まず、連発される10-10採点について。5回戦って50-50とか、優勢点が付けられない試合が多いのは、正直、ジャッジの能力を疑うし、採点競技の興味が薄れるものだと思うのだが、これに返答。
「50‐50というのは48‐48や49‐49でも、50‐50なんです。つまり、SBの本来のルールでは集計の際、勝った選手に50をつけるんです。だから49‐46だったら50‐47なんです。ところが、これをやってない人がいる。また、私自身の判定も、結果には影響しませんでしたが、合計点を1点間違えられて発表されてしまった試合がありました。残念でしたね」
 微妙に論点がずれている気もするが、最終的に48-48を50-50にしてしまうのはメリットを全く感じない。観客には採点の詳細が分からないのだから、採点競技の興味が薄れるという観点でも首を傾げる。
 
 で、無制限の延長ラウンドルールで10-10が容易に付けられるようだと、むやみにラウンド数が増えるだけだという意見について。
「完全決着ルールなんで、決まるまでやります。何が何でも10-9をつけなくてはならないルールではないので、イーブンとしました」
 これも論点が正確に伝わっていないのか、10-10を容易につけること自体が良くないと思うのだ。で、石川‐アーリー戦の延長1回でこのジャッジは10-10採点しているのだが、「パンチは石川が良かったが、ミドルがクリーンヒットしてたのはアーリーの方」と理由を説明。分かりやすく説明してくれたのかもしれないが、ずいぶん大雑把な見解という印象。

 シュートボクシングでは投げが決まった際、その程度によってポイントが入ったり入らなかったりするのだが、ある試合ではレフェリー(和田良覚氏)が、微妙な投げの際にジャッジの方を見て指示を仰いでいた。これはもうレフェリー権限に関わる問題なのだが、以下ジャッジ氏より返答。
「和田さんは偉いですね。試合前いつも入念にルール確認をします。メモ帳持って。当たり前かもしれないけど、前やったから大丈夫で済まさないですね。シュートコールについても、あやふやな時はジャッジに確認してからでいいですと言ってあるんです。一つ基準ができれば、あとはフェアに判断できるでしょうから」
 これはもう開いた口が塞がらないと言うか・・・「あやふやな時はジャッジに確認してからでいい」って、ジャッジは3人いるわけだし、その1人の主観に委ねられるのならレフェリーの役目は一体…。これでよく選手サイドから文句が出ないなぁと(失笑)。

 僕としてはシュートボクシングの競技自体の面白さを認めているからこそ、客になめられるような試合運営は発展を妨げると思うのだけれど…。もったいないなぁ。(片岡亮)

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