キックボクシング(日本キック連盟/6.30)

  • 2007/06/30(土)

日本キックボクシング連盟興行 2007.6.30
於・後楽園ホール
NKB 2階級で新王者誕生。

ミドル級はスピード・パワーある打撃戦。何か一発では決まらなくとも、一発が試合の流れを大きく傾ける気配がある中、接近した途端の若生のヒザ蹴り一発が阿久澤のボディの炸裂。阿久澤はそのまま立ち上がれなかった。若生は阿久澤に2連勝。
フライ級は離れて戦うローキック主体の青木に追うパンチ主体の高嶺。高嶺は追いながらパンチもヒットしながら手数があまりに少なかったのが勝敗を分けた。

※日本キック連盟内のエース的存在・・・。今日の新王者の二人と、4月にフェザー級王者となった巨輝(大阪真門)はこの先リングを盛り上げてくれそうな選手。存在感では若生が他団体と渡り合えそうな実力でリード。今後、NKB王者達もできればタイ・ランカーや各国王者級と戦わせてやりたいですね。国内の他団体交流はやらないならそれでもいいのですが、「若生はやったら面白そう」と期待を持たせるだけでもこの組織でのエース格でしょうか。海外の強豪ともやればNKBの価値も上がると思います。(コメント欄への返答)

(堀田 6.30 23:40 / 追記 7.1  12:55)

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NKBミドル級王座決定戦 5回戦


NKBミドル級1位        ・・・   NKBミドル級2位
○ 若生 浩次(大阪真門・72.47kg) vs 阿久澤 英一(拳心館・71.00kg)×
KO 2R 2:43 / ヒザ蹴りによるテンカウント
レフェリー 前田 仁
若生が第4代NKBミドル級王者となる。
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NKBフライ級王座決定戦 5回戦


NKBフライ級1位         ・・・   NKBフライ級2位
○ 青木 秀太(すざく96 / 53.35kg)vs 高嶺 幸良(大阪真門・50.45kg)×
   3−0 (ジャッジ 川上 50-49. 君塚 50-49. 前田 50-49)
レフェリー 加賀美 淳
青木が第4代NKBフライ級王者となる。
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「XPLOSION 16」 豪州取材記

  • 2007/06/30(土)

 遅ればせながら、豪州「XPLOSION 16」の取材観戦メモを。試合結果や詳細内容については日も経っているので、公式HP(http://xplosion.tv/pres/2007-06-22-002.html)を参照してください。


 メインはWBCが手を出したムエタイ部門の王者ネイサン・コーベットと、元ラジャダムナン王者のガオグライ・ゲーンノラシン。ネイサン人気が凄まじく、ガオグライにはブーイング。タイ人以外には馴染みにくいムエタイを人気競技に押し上げ会場3500人満員とした主催者の功績は大きく、それが日本人の元格闘家(レイ松村氏)なのだから凄い。

 ただ、このメインは86キロ契約というガオグライにとっては主戦体重より10キロほど重いものとあって試合にならなかった。ヘビー級ともやっているガオグライだが、極端に重い相手ならスピードでかく乱できても10キロ程度だと、ただ不利なだけというのが明白な展開であっけなく終了。


 セミで、最も期待したボクシング無敗の世界ランカー、ダニエル・ドーソンが登場。100戦を超えるキャリアのブルース・マックフィーをK−1ルールながら圧倒し、残り1秒で3ダウンのTKO勝利。キックでも60戦以上の実績を持つドーソンだが、攻撃はパンチ主体。ボクサーがキック選手をキックルールで追い詰める手本のような試合を見せていた。この選手はやはり素晴らしいと再確認。

 日本選手は現地在住の3選手と、日本から遠征の2選手が登場。遠征組は明暗を分けた。上田亮輔は修斗ランカーの在豪ブラジリアン、ダニエル・リマに立っても寝ても攻め込まれ完敗。


 この試合はXルール。1ラウンドがキック、2ラウンドがタックル&投げあり、3ラウンドが寝技30秒限定の総合というもの。格闘技初心者がこのルールを想定して練習することは難しく、キック選手が総合にトライするためのルールという印象で、実際に寝技系選手からは拒否反応があったと松村氏。だが、柔術家のリマはこのルールでぜひやりたいと申し出たという。これはつまり、このルールが「チャレンジャー求む!」的なニュアンスを含んだ位置づけということになる。だから経験の浅い選手がやると技術不足を露呈しまくることになる。

 実際、42歳のゴルフ指導者という肩書きのKEI岩崎はその例のひとつとなった印象(この日の敗戦で1勝2敗)。ダイエーに入団しかけたというユニークなキャラだが、せっかくの格闘技挑戦なのだから、寄り道のないルールに絞った方がいいだろう。


 で、逆にXルールを最大限に生かした好例が、女子選手のたま☆ちゃんだった。現地キック王者を相手に初回を耐え、2回で投げによって相手の打撃を封じ、3回は待ってましたとばかりに十字で仕留めた。打撃選手有利といわれるルールながら、実際には「初回KOできなければ後が辛い」という展開にさせたのだから見事。元気いっぱいのキャラは現地でも大受けだった。

 元アクティブJのヨシ・ウエダはWKA豪州王者。香港ファイターをムエタイスタイルで快勝。一時は酒やドラッグに溺れたらしいが、格闘技に打ち込むことで本来の自分を取り戻したという。

 現地在住組の逸材は蜜山剛三で、K−1MAXをテレビで見て伊原ジムに入門。その後、豪州に渡って1ヶ月ほどの練習で試合出場。キャリア3年足らずで念願のK−1MAXに参戦した。2月にASH−RAを3−0で下し、4月に城戸康裕に3−0敗退の1勝1分け、通算7勝(1KO)2敗1分け。


 物怖じしない性格で練習は超が付くほど真面目にこなしているそうだ。そのかいあって試合も上下を打ち分けたコンビでトルコ人にKO勝利(レフェリーがダウン裁定せず唐突に終了させたものではあったが)。


 総体的に見て選手の実力差にばらつきがあるのだが、それは大半の選手が松村氏が自前で育成したファイターだからだ。他団体から安易に選手を集めて開催しても、結局は引き抜き戦争で資金面で行き詰まる。XPLOSIONはそうした金持ちが寄せ集めで開催したイベントではなく、地道に興行を続けてきた松村氏の集大成であり、ちゃんと熱心なファンも育成されていたところは大いに評価したい。

 で、この情報化社会においては、その地域密着型イベントも世界に届けることができる。FOXテレビで56カ国放映、インターネット無料配信というものは、現在K−1がソフトバンクと手を組んで行なう方向性と合致する。奇しくもK−1主催のFEGが開いた「DYNAMITE USA」とは有料入場者数が4000人弱で同じなのだ。「DYNAMITE〜」はその実験興行だったと推察すれば、チケット収入を拡大する時代は終わったということ。赤字にならない熱狂空間の土台さえ固めれば、あとは世界へ届けるツールを使えばいい。世界各地の格闘技団体に飛躍のチャンスが訪れているとすれば、XPLOSIONはその代表例になる。地上派テレビに打ち切られた途端、興行を行うことも難しくなったPRIDEはビジネスモデルとしても正しくない。そういう意味で、この豪州発の格闘技イベントは生観戦した意義があった。ボクシングもこの時代の流れを読むべきだ。後楽園ホールを埋めても、1700人ほどのチケット代が収入の全てというのは、あまりに古いし、もったいないと思う。

マーク・ハントやジョン・ウェイン・パー、イアン・シャファーも来場。左端が松村氏。

チアガールのショータイムも。

サンドラ・ブロックにしか見えないラウンドガール。本人も「よく似ていると言われる」とのこと(笑)。

 また、XPLOSIONはPRIDE、K−1に引けを取らない演出も光った。これは格闘技興行に手馴れた日本人スタッフが運営したからだ。大型ビジョンを使った映像は、格闘技に熱狂し始めたオーストラリアンにとって衝撃だった様子。課題はあれど少ない資金で手がけた手作りの興行としては素晴らしい出来だったと思う。(片岡亮)

 p。s。以下、おまけ少々。

大会後のパーティーはキャバクラ状態。同行記者は当初「ちょっとだけ顔出して他へ飲みに繰り出そう」なんて言っていたのに深夜まで居座り…(笑)。関係者のみならず多数の女性に名刺を求められたのですが、女性には使用されていないメールアドレスが記載の過去名刺を渡して誤魔化してしまう筆者であります。こういう時のために常に2種類の名刺を所持する卑怯者なのですが、先輩記者には「そんなんだから未だに独身なんだ」と突っ込まれる始末。猫3匹との暮らしは放浪記者生活する上では気軽なんですけどね(笑)。

大会後は電車などで各地転々と観光、お約束のコアラ。その昔、ギャルたちが「新婚旅行はオーストラリアでコアラよね〜」と言っていたのを何度も耳にして「いい年して何がコアラだ」とかブツブツ言っていた僕ですが、コアラを目前にするともうダメでした。「か、かわいい…新婚旅行でコアラ、いいじゃないか」と言ってしまったのでした。筆者敗北。

クルージングで鯨を見たのでありますが、大雨の中だったので海は荒れ放題、船酔いで意識朦朧とした中でのショット。

これカンガルーのステーキです。ビーフと大差なかったです。鶏肉似のワニ肉やマッドクラブ(泥蟹)なども賞味、話のネタ確保した次第。

ゴールドコーストはサーファーの楽園というだけあって広い海岸線が素晴らしかったです。

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春樹のひとりごと!No 4(リングアナアウンサー)

  • 2007/06/29(金)

こちらのリングアナウンサー、どなたかわかりますか?






撮影はプロボクシングのリングで1981年5月と11月。当時、プロレスもボクシングもキックも同じ感覚で観ていた私は当時“この方のコールは特にインパクトがない”と思っていましたが、更に大人になって格闘競技と格闘エンタメの違いもわかり、後々に思い出すと、あのお方は「プロボクシングらしさのある、いいコールだったなあ」と懐かしく思います。永く聴いていた訳ではないですが、このお方のコールは今も耳に残るコールなのです。
以前、ナイタイスポーツでコラムに書いた事もありますが、リングアナウンサーって、リズムとイントネーションが大事だと思います。音痴にリングアナウンサーは任せられないと思いますし、観客に不快感を与える場合もあります。元気良くやるのと大声出すのは意味が違うものですが、競技を問わず、今時のリングアナウンサーってただ声が大きいだけや、早口で聞き取れないコールや、説明の必要のない「第1ラウンド終了です。」みたいなくどいアナウンスがあったりします。
格式あるプロボクシングも変わりつつある現在の富樫光明リングアナは、戦績を加えるなど新しい試みを実戦されて彼らしい個性を出し、コールも上手いと思います。歴代の山口勝治リングアナも個性ある力強いコールで気合を入れてくれましたし、酒井忠康リングアナも安定感あるコールで日本の高度経済成長期からリングの顔を務めておられました。
わかる人にはわかる御覧どおりの人物、現・レフェリーの浦谷信彰さんです。当時、22歳なんですね。あの頃、貴方は若かった。今もお若くもベテランの域。フットワーク軽く的確な裁きが定評です。

堀田 6.29 20:00)


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サワヤカサヤカ・デビュー戦

  • 2007/06/24(日)

今日は新日本キックボクシング興行がディファ有明で行なわれております。
近場でありながら、私が行かなかったのは、この数年では珍しいことになります。キック情報を見たくて拳論を覗く人は、ほんの数人と思いますが、本日キック記事は載りません。御容赦。
諸々の事情により、新宿フェースで行なわれた日本女子ボクシング協会興行に行きました。
6月1日に紹介しました16歳・青木サヤカちゃん(ナックルスポーツ)は、小幡彩子(BIT)戦で、身長差10センチとリーチの長さに攻めあぐみ、やや押される印象も打ち合いでヒットを飛ばし、不利ながらの1-0引分け(39小幡-38. 39-39. 39-39)。試合後に「スタミナ切れが一番の反省点」と語る。次戦は9月に予定されている。明日も学校だそうで、顔は腫れもなく登校です。
(次戦は急遽、7月29日(日)、福島県磐城市で、神田桃子(山木)戦に決定。4月にエキシビジョンマッチで一度グローブを交えている相手となる。神田選手もアイドルボクサーと言われているので、女子高生ボクサーと話題を集める二人の対戦となる。)


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日本フライ級タイトルマッチ、王者・猪崎かずみvs挑戦者1位・上村里子戦は
判定3-0で猪崎が勝利、初防衛に成功。(通算2度目)



(堀田 6.24 23:00  / 追記 6.25 22:45 / 6.29 0:55 19:55)

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豪州発 XPLOSION SUPER FIGHTS×16

  • 2007/06/21(木)

 6月22日に豪州・ゴールドコーストにて「XPLOSION SUPER FIGHTS×16」が開催。FOXにて世界56カ国で中継されるという同イベント、24日18時より全試合無料でネット配信が行なわれる。http://xplosion.tv

 現地入りして取材を行ないます。拳論としては何といっても28戦(14KO)無敗のボクシング世界ランカーのドーソン(WBA世界Sウェルター13位、WBO5位)に注目。K−1ルールではありますが、クレイジー・キムとやったらどうだろう、なんて思いながら観戦しちゃいそうですが(笑)、ドーソンは4月にもPABA王座獲得し、ボクシングでの世界挑戦も噂されています。もちろん、総合、キックの大会なのでそのような視点で取材してきます。それにしても、様々なルールで活躍できるっていうのも羨ましいことですね。(片岡亮)

<ムエタイルール>
ネイサン・コーベット(豪州)ガオグライ・ゲーンノラシン(タイ)
<K−1MAXルール>
ダニエル・ドーソン(豪州)ブルース・マックフィー(豪州)
<Xルール>
フェリス・レヌーイ(サモア)ベン・エドワーズ(豪州)
<ムエタイルール>
ヨシ・ウエダ(日本)ツァン・ホイ・クアン(中国)
<Xルール>
上田亮輔(日本)ダニエル・リマ(ブラジル)
<K−1MAXルール>
蜜山剛三(日本)ムラット・クマス(トルコ)
<ムエタイルール>
フランキー・ジョージ(イタリア)ブラッド・スモール(豪州)
<Xルール>
タニ−ル・メイ(豪州) たま☆ちゃん(日本/巴組)
KEI岩崎(日本)ジェーミー・ヘンダーソン(ニュージーランド)
<ムエタイルール>
アダム・コックス(豪州)デイン・スカイ(豪州)

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サワヤカサヤカさんデビュー&福島学再起へ!

  • 2007/06/01(金)

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A.ナックルスポーツジム
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B.福島学(青ヘッドギア)vs青木サヤカ(赤ヘッドギア)
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C.青木サヤカvs福島学
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D.福島学&青木サヤカ
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このところ10代の活躍が話題をさらうスポーツ界に、プロボクシングの亀田三兄弟、野球のハンカチ王子やゴルフのハニカミ王子、ムエタイのHIROYA選手、そして女子プロボクシングにも現れた。16歳の女子高校生、6月24日に新宿フェースでデビュー戦を控えた青木サヤカさん。噂に聞いたとおりのサワヤカ・サヤカさん。陽気で可愛い愛嬌のある子である。
元・日本スーパー・フェザー級ランカー、現トレーナーのブルース京田氏がマッチメイクする非公開スパーリングが、5月31日、ナックルスポーツジムで開催(日本プロボクシング協会非加盟)され、サヤカさんが組まれたスパーリング相手のひとりは元世界ランカー・福島学選手(JBスポーツ)。話題を追って様子見で観戦して参りました。サヤカさんもボクシング始めて6ヶ月ながら並の高校生ではないスパーリングをこなしており、打ち合いを恐れない積極ファイトぶり。先月は日本テレビも取材に来た様子。福島選手もさすがに世界挑戦まで行った実力者でスピードがあり、威圧感を持っていた。また再浮上を伺い出稽古で調整を重ねています。他、オヤジファイトで元世界王者・小林光二氏に勝った斉藤選手(花形)、勝ちも負けもすべてKOの6回戦現役・鈴木選手(タイコー小林)、東日本新人王現役選手の伊藤選手(楠三好)等が参加し、それぞれが2〜3人相手の数ラウンドのスパーをこなした。
マッチメイクしたブルース京田氏はキックボクシングの目黒ジムでもパンチのトレーナーを務め、石井宏樹選手もコーチを受けるひとり。インタービューも計画しながら準備不足で、福島選手とサヤカさんには雑談して今後の話題性を探って来た程度で特筆するネタはありませんが、今後も追ってみたいと思います。ナックルスポーツジムは都営浅草線馬込駅から2分。島田肇氏が会長を務めるボクササイズジムで女子ボクシング、オヤジファイト、チビッコファイトなど多機能に活動中。


E.スパーリング参加者の記念写真

(堀田 6.1 13:45)

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