富山勝治さん御登場!

  • 2019/04/21(日)

「竹を割ったような性格」
かつて実況の石川顕さんが言っていた、そんな例えがピッタリだったトークショー。



富山さんの現役時代の入場テーマ

「明るい性格でよく喋る」そんな印象があった勝利者インタビューの富山さんの声。
4月20日の舟木昭太郎さんのトークショーにて、こんな面白い人だったのかと感じるほどサービス精神旺盛な元・東洋ウェルター級チャンピオン、富山勝治さんでした。



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藤原敏男さんとの絡みはまた格別な顔合わせ。

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目黒ジムからの参加者はミッキー鈴木氏だけでしたが、懐かしい再会でした。他にも参加したかった同窓選手は居たようですが、遠距離の為不参加で、次回があれば期待したい名門です。

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元・全日本バンタム級チャンピオンの松石満(目白)さんがツーショットを撮る。

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懐かしい顔触れ。少ない日本系の参加者の中、レフェリーの西内一夫さんから花束贈呈。

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語り口は竹を割ったような爽やかさが健在。
「昔は倒れてもレフェリーが起こしたんですよ。『寝るのが早い』って。下手に諦めるとレフェリーに引き起こされて、『早過ぎるとお客が怒るから』と。」
富山さんが語ったこのくだり。
これは選手からみればそういう印象かもしれません。李昌坤(リー・チャンゴン)レフェリーがよくやりましたが、決して演出といった狙いではなく、不甲斐ないタイ人やアメリカ人など、1ラウンド早々に強いパンチや蹴り貰ってダウンし、戦意喪失した選手にカウントしながら「オイ、立て!」と腕を叩いて促したり、グローブを一瞬引っ張って立つよう促したり、これは最近の(といっても10年ぐらい前)プロボクシングでも見られる光景でした。リーさんはカウント9で、片ヒザついていても引き起こすようなファイティングポーズのとらせ方、上手かったですね。


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昔のポスターはメインイベントのみが強調されるものが多かった。

東洋ウェルター級タイトルマッチ、富山勝治3度目の防衛戦。
浜野和生(目黒)と引分けた以外、沢村忠をも倒して全勝(6連勝ぐらい)でタイへ帰ったチューチャイ・ルークパンチャマの2度目の日本系来日。富山勝治が迎え撃った。
TBSで放送されていた時代、“アラスカ魂”は先に富山勝治さんが入場し、その曲のまま、青コーナーからタイ選手が入場していました。それで充分だなあと思う現在であります。
テレビで放送されていた石川顕アナウンサーの語り口、
「富山選手は空手の経験があります」とか「自衛隊で鍛えた上半身は筋肉隆々です」といった言葉が印象的でした。

余談ですが、
花形満戦以降、チューチャイ戦に至るまでの名勝負は、稲毛忠治との初戦と2戦目はいずれも劇的名勝負。3戦目はアグレッシブさが激減したヒットアンドアウェイ戦法で2-0の判定勝利で王座奪回。
1戦目は1973年(昭和48年)1月2日、富山勝治の日本ウェルター級王座初防衛戦で引分け。
2戦目は1975年(昭和50年)1月2日、富山勝治の東洋ウェルター級王座初防衛戦で第1ラウンド1分16秒KO負けで王座陥落。パンチラッシュでの最初のノックダウンで右足首を骨折する重傷を負う。その後、4ヶ月あまりの欠場となって、同年9月の日本ウェルター級王座決定戦で飛馬拳二(横須賀中央)に2度ノックダウンを奪われての判定負けで王座は遠のくも、翌年1976年1月、稲毛忠治に挑戦する雪辱戦が実現。飛馬拳二を乗り越えての東洋挑戦は異論ある挑戦だったでしょう。
その年の5月にはTBS放送400回記念としての興行があり、沢村忠最後のタイトルマッチ(後に結果的に)と東洋ウェルター級チャンピオン.富山勝治vs日本ウェルター級チャンピオン.飛馬拳二戦のノンタイトル戦が組まれるも富山勝治はまたも1度ノックダウンを喫してまたも判定負けをしてしまう。
その後、沢村忠は失踪。富山勝治がエース格となってテレビ登場が増えていき、そして迎えたのが1977年1月2日のチューチャイ戦。後半、攻勢に加え軽いノックダウンを奪って判定勝利もチューチャイの勢いは残ったままだった。
そしてその後の再戦へ繋がっていきました。

続きに触れますが、
その年の6月、再来日したチューチャイを迎えたノンタイトル戦での再戦は、倒しにかかって出たところをアゴにストレートをカウンターされ、後頭部をマットに打ち付け5ラウンドKO負け。そしてその翌年1978年1月2日は再びチューチャイを迎えた東洋ウェルター級王座10度目の防衛戦は生放送。
第3ラウンド終了時には、両者エキサイトした終了間際の攻防で、両陣営セコンドが入り交じる乱闘となるもなんとか収まり、第4ラウンドは富山が、エキサイトするチューチャイにカウンターの飛び後ろ蹴りをヒットさせKO勝利で防衛成功。というマニアックなお話でした。

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(堀田春樹)No.29

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